日本列島は18日も猛暑が続き、高知県四万十市と宮崎県都城市で39・4度を観測した。都城市は観測史上最高を更新。兵庫県内では神戸空港と三木市で今年の最高気温を更新した。熱中症とみられる症状による救急搬送も相次ぎ、神戸新聞社のまとめでは、午後5時までに県内で少なくとも65人が搬送された。
気象庁が設ける県内観測地点20地点のうち18地点で最高気温が30度を上回り、このうち神戸市中央区、福崎町、洲本市など8地点で35度以上の猛暑日となった。
熱中症とみられる搬送者のうち、重症は50~80代の3人。神戸市の80代男性と加古川市の80代女性はいずれも、自宅で倒れているのを家族が見つけた。尼崎市では男性作業員(56)が屋外の工事現場で作業中、ふらつくなどの体調不良を訴えて搬送された。
また、加古川市内の中学校では野球部員2人が練習中に搬送され、軽症と診断された。
神戸地方気象台によると、県内は19日も晴れて高温が予想され、熱中症の危険が高くなるという。(まとめ・井原尚基)