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車内につるされた風鈴。揺れとともに「チリンチリン」と音を出す=川西市内
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車内につるされた風鈴。揺れとともに「チリンチリン」と音を出す=川西市内
「疫病退散号」のヘッドマーク=川西市の川西能勢口駅
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「疫病退散号」のヘッドマーク=川西市の川西能勢口駅

 新型コロナウイルスが再び流行する中、能勢電鉄は、アマビエの短冊を取り付けた風鈴電車「疫病退散号」を走らせている。天井に組まれた竹枠に約260個の風鈴が車内につるされ、乗客にひとときの涼をもたらしている。(風斗雅博)

 風鈴電車は2011年の東日本大震災後の電力不足を受け、車内の節電対策の一環で始めた。今年は4両編成の2、3両目に風鈴を設置。短冊のイラストは乗客らから募集した。

 個性的なアマビエが並ぶ短冊には「早くいろいろな所へ行ける世界が戻ってきますように」などの願い事も。乗客たちは涼しげな音色に耳を傾けながら車窓を眺めたり、短冊に目を通したりしていた。

 家族3人で乗車した女性(36)=兵庫県伊丹市=は「癒やされる。コロナに負けないという思いも伝わります」と話した。

 1編成を運行し、9月中旬までの予定。運行日の問い合わせは、同電鉄平野駅TEL072・793・0270

 

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