史上最年少の18歳1カ月で二冠を獲得した将棋の藤井聡太新王位(18)が21日、タイトル奪取から一夜明けて福岡市内のホテルで取材に応じ「新たな課題も見つかったので、実力を高めていきたい」と早くも次をにらみながら語った。
藤井新王位は19、20日に福岡市で行われた第61期王位戦7番勝負(神戸新聞社主催)の第4局で木村一基前王位(47)に勝ち、シリーズ4連勝。7月に獲得した棋聖と合わせて二冠となり、羽生善治九段(49)が作った21歳11カ月の最年少記録を28年ぶりに塗り替え、さらに最年少で八段に昇段した。タイトル保持数では将棋界2位に躍り出た。
王位戦の結果について「この上ない結果だった。奨励会員の頃に勉強させていただいた棋戦で、こうしてタイトルを獲得できたのは感慨深い」と述べた。
間もなく始まる第70期王将戦リーグが当面の目標だ。「強い方ばかりなので、しっかり戦いたい」と決意する。王位を獲得した20日夜も、予想される対戦相手の棋譜をチェックしたという。家族や師匠の杉本昌隆八段に電話で報告。「家族も師匠も喜んでいた」と笑顔を見せた。
 
       
					 2020/8/21 17:25
2020/8/21 17:25

 
											



 

 
 
 
 





