兵庫県内では21日、新たに10歳未満~80代の男女39人の新型コロナウイルス感染が確認された。新規感染者20人以上は25日連続で、県内の累計感染者数は2072人。また、入院していた神戸市の80代以上の女性が死亡し、死者は49人となった。21日午前0時時点で入院者は227人、うち重症者は14人。
新規感染者の年代別内訳は、10歳未満=3人▽10代=1人▽20代=4人▽30代=6人▽40代=10人▽50代=9人▽60代=4人▽70代=1人▽80代=1人。
神戸市によると、80代以上の女性は18日に死亡。医師や入院患者ら6人が感染し、クラスター(感染者集団)になった松田病院(同市北区)で新たに入院患者の70代男性の感染が確認された。市外の私立中の男子生徒と、市立小に通う10歳未満の男子児童の感染も発表。校名は公表していない。
加東健康福祉事務所管内(北播磨地域)では60代女性の感染が判明。三木市の社会福祉法人秀楽会は、「しゅうらく苑デイサービスセンター」の職員であると明らかにし、他の職員2人、利用者の80代女性2人の感染も公表した。
三木市立緑が丘東小学校の男児と、尼崎市立高校の男子生徒の感染も分かった。尼崎市の保育施設に勤務する30代女性が感染したことも確認された。
明石市の60代女性は、既に感染が分かった90代の母親を介護。大阪府が19日に感染を発表した10代男性は尼崎市在住で、大阪市の医療機関に勤めていた。(まとめ・佐藤健介)
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