新型コロナウイルス感染症対策として、兵庫県高砂市議会は21日、常任委員会の審議をオンラインで行った。委員や市職員はそれぞれ控室などに分かれ、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を通じて質疑応答。議会審議でオンラインを活用するのは、兵庫県内でもまだ珍しいとみられる。
総務省は4月、感染対策で議会の委員会審議をオンラインで開催できるとし、条例や規則を整備するよう全国の自治体に通知を出した。
同市議会は、集まって審議することが難しくなった場合を想定し、文教厚生常任委員会で試行。会議規則などをまだ改正していないため、議員7人と市職員らはまず委員会室に集まり、審議はオンラインで行うことを確認していったん閉会した。
その後、7、8カ所に分かれ、市職員がタブレット端末などを使って、高砂市民病院の外来・入院状況などを報告。議員らもタブレットを通して質問していた。島津明香委員長は「オンラインでも審議できることが分かって良かった。改善点を整理し、使える仕組みにしていきたい」と話した。(若林幹夫)
 
       
					 2020/8/21 22:23
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