今月末に閉店する神戸市西区の百貨店「そごう西神店」に、思い出を書き込めるメッセージパネルが設置されている。1990年10月の開業から29年。さよならの日を前に、パネルは感謝の言葉で埋め尽くされている。一部を紹介する。
《震災後移り住んだ西神。暗い心に『西神そごう』さんが明るさをくれました。本当に感謝。コロナ禍の中でのサヨナラはつらいです。29年ありがとう》
《娘と同い年の西神そごうさん。思い出いっぱいです。本当にさみしいです。でもありがとう》
《ありがとう! 広場が人で埋めつくされた様なopenの日、やっと待ち望んだ(?)都会らしい生活(?)になったと思いました。1982年12月に入居してからの西神中央暮らしです。彩りと楽しさをありがとうございました》
《子供の成長と共にいつもそごうがありました。ありがとう!》
《地下鉄を降りてすぐ、毎日の仕事帰りの癒やしでした》
《20年前に西神に引っ越してきました。見知らぬ土地で暮らすことになって不安と期待がごちゃ混ぜでした。そんな中、近くにそごうさんがあるのはとてもうれしく頼りにしていました。従業員の方々おひとりおひとりにありがとうございました》
《そごうとほぼ同時期に生まれ、この町で育ちました。一緒に生きてくれてありがとう。一生忘れません》
《西神そごうで初めての洋服を買った娘も29歳。これまで本当にお世話になりました。そごうのない西神なんて考えられません。残念です! 8月31日まで目にも心にも焼き付けておくぞ!》(鈴木雅之)











