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 5年前に山口組を分裂させた神戸山口組で、複数の中心的な組織が離脱する構えをみせ、警察当局が動きを注視している。山口組の高額な会費(上納金)や人事の偏りに不満を募らせた幹部が結成した神戸山口組だが、自らも同じような理由でぐらつく事態となっている。

 神戸山口組は2015年8月、6代目山口組の最大勢力となった弘道会(名古屋市)に反発した山健組などが発足させた。山健組は5代目山口組組長を輩出した組織だった。

 その山健組幹部らは7月以降、高砂市内で会合を複数回開催。運営方針や上納金で不満がくすぶっており、神戸山口組からの脱退も話し合われたという。神戸山口組では、山健組とは別の有力組織が脱退し、独立を表明したとの情報もあり、離合集散の先行きは見通せない。

 神戸山口組の構成員数は15年の発足時は2800人だったが、昨年末に1500人にほぼ半減。主力の山健組が離脱すれば、割って出た山口組に対して、大きく勢力が退潮する。ただ、山口組の構成員も10年前は1万7300人だったが、昨年末は4分の1以下の4100人に減っている。

 兵庫県警のある捜査員は「山口組、神戸山口組とも組員の減少と高齢化が著しい。法規制でシノギ(資金獲得)が難しくなり、困窮する幹部も出てきている」と話した。

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