安倍晋三首相の辞意表明について、兵庫県の井戸敏三知事は28日の会見で、「アベノミクスで景気の回復基調を実現し、積極的な外交で東京五輪を誘致した」と実績を評価した。
井戸知事は、首相が神戸製鋼所加古川製鉄所(同県加古川市)で勤務したことなどに触れ、「兵庫にご縁があった。とても残念で驚いている」と述べた。
また、「新型コロナウイルス感染症を乗り越え、有終の美を飾りたかっただろう」と推察した上で、「体に無理をされながら、在任期間が最長になった。ゆっくり療養してもらいたい」と思いやった。
一方、神戸市の久元喜造市長は「持病と闘いながら、コロナへの対応など全力で職務に当たったことに敬意を表する。神戸医療産業都市をたびたび視察され、多大な支援をいただいた。感謝したい」とのコメントを出した。(藤井伸哉、初鹿野俊)









