兵庫県立尼崎総合医療センター(尼崎市)は28日、所属する20代の女性看護師1人=同市在住=が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。勤務時のマスク着用や手指消毒などの感染防止対策は徹底していたといい、尼崎市保健所と協議した結果、入院や外来の診療は通常通りに続ける。
同センターでの職員の感染は5人目。今回の感染は、滞在先の沖縄県が27日に発表した。同センターは感染症指定医療機関として新型コロナの感染者を受け入れるが、この看護師は感染者対応を担当していない。院内の立ち寄り先の消毒は済ませた。
同センターによると、女性看護師は18日夕方から19日未明まで勤務後、同日から、沖縄県内にある同居人の実家に一緒に帰省。同県滞在中の20日、同居人の知人の感染が確認されたため、濃厚接触者となった同居人が22日にPCR検査を受けて陽性と確定した。
このため、看護師もPCR検査を受け、27日に陽性と確定。20日からけん怠感や鼻汁、せきの症状が出ており、軽症という。
看護師が18日に病棟で食事介助をした患者1人は無症状だが、濃厚接触者に当たるため、今後、PCR検査を実施するという。
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