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 兵庫県内に26ある降水量の観測地点のうち、洲本(洲本市)、西脇(西脇市)、三木(三木市)、家島(姫路市)の4地点で、8月の降水量がゼロだったことが1日、神戸地方気象台への取材で分かった。家島を除く3カ所では、統計開始から初めての事態で、今夏の異様な暑さを裏付けた。

 同気象台によると、洲本では1919年の統計開始から、約100年間で初めて。洲本は他の3カ所より細かく観測しており、0・5ミリに満たない雨が降った日は数日あったが、記録上は「0・0」と表記されるといい、月の降水量としてゼロになった。これまでで最も少なかったのは39年12月の1・3ミリだった。

 西脇は76年、三木は77年の統計開始以来初。76年に統計を始めた家島は、2000年8月に降水量ゼロを記録している。

 同気象台の担当者は「高気圧に覆われて晴れの日が多かった。午後を中心に各地で激しい夕立が降っているが、その観測地点には当たらなかったのだろう」と分析。「月降水量ゼロは、なかなかあることではない」と驚く。

 9月に入っても暑い日が続くが、県南部では3日に曇りや雨の予報が出ている。(上田勇紀)

 

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