神戸市は1日、20~30代の男女6人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。また、8月27~31日に感染を発表した男女5人が、市内の同じバーに勤める店員2人と店の客3人で、この店でクラスター(感染者集団)が発生したと明らかにした。
神戸市内の繁華街でクラスターは2例目。市によると8月23日、30代の男性店員に発熱や頭痛の症状があり、同26日にPCR検査で陽性反応が出た。男性は21、22日に出勤しており、市は同僚4人や客27人、男性の知人9人を濃厚接触者と判断。PCR検査で、20代の男性店員1人と客の20~30代の男女3人の感染が判明した。
店はカウンター越しに酒類を提供。店員のマスク着用や座席の間隔を空けるなど、県が定めた業種別の感染予防ガイドラインを守っていなかったといい、同27日から休業している。市は、感染させた可能性のある店員や客を全員把握できているとして、所在地や店名は公表していない。
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