総合 総合 sougou

  • 印刷
新作絵本について語る高山なおみさん=神戸市内
拡大
新作絵本について語る高山なおみさん=神戸市内
絵本「それから それから」
拡大
絵本「それから それから」

 神戸市在住の料理家・文筆家の高山なおみさんが、画家・絵本作家の中野真典さん=兵庫県小野市=と、絵本「それから それから」(リトルモア)を出版した。2人の共作は5冊目。「はくりゅう」や「わたし」が登場し、迫力ある絵とともに、不思議な物語がつづられていく。(網 麻子)

 高山さんは1958年静岡県生まれ。レストランのシェフを経て料理家になった。シンプルな料理が人気で、文筆家としても活躍し、著書多数。「暮しの手帖(てちょう)」に料理エッセー「気ぬけごはん」を連載している。

 4年前、長く暮らした東京から、神戸・六甲山の麓に引っ越した。緑が豊かで、神戸の街と海を一望できる自宅で、夏はヒグラシの声で目を覚まし、太陽が昇ってくるのを見て活動する。

 「夢で見たことも含め、身近であったことしか、言葉にできないほうです。『それから』は、ここの日々から生まれました」と高山さんは語る。

 絵本の制作は、高山さんが2018年夏に見た夢から始まった。夢では自身が、ラジオから流れる、女の人の歌声を聴いている。「それから それから」というフレーズが重なっていき、女の人が地面や水になったり、海や鳥になったりする歌詞だった。夢の中で「命がめばえる瞬間の歌だと思った」という。

 中野さんに話したところ、夢に関係ある絵を描いて、絵本の見本のようなものを作ってくれた。そこから言葉が生まれ、さらに絵が誕生するというふうに、言葉と絵を出し合って、出来上がった。

 物語は「ふってもふっても あめふりやまず」と始まる。「あめの むこうに はくりゅう うまれた」「それから それから」などと、歌詞のような、胸に響く言葉が続く。緑の大地を蛇行しながら流れる川や、空へ力強く飛んでいく鳥たち、神戸の街と海。カラフルで、伸びやかな絵が美しい。

 高山さんは「読む人が、自身のお話として、想像を膨らませてくれたらうれしい」と話す。

 B5変形(縦207ミリ横195ミリ)、32ページ、1980円。

総合の最新
もっと見る

天気(9月25日)

  • 25℃
  • 21℃
  • 80%

  • 22℃
  • 19℃
  • 80%

  • 24℃
  • 20℃
  • 80%

  • 24℃
  • 21℃
  • 70%

お知らせ