兵庫県加古川市教育委員会は3日、市内の小学校で、夏休み中に児童が制作した自由課題のポスター13枚を、30代の図画工作担当教員が校内で紛失したと発表した。
「農」をテーマにしたコンクールに出品するためのポスターで、児童が農作物や農作業の様子などを描いた。制作は任意で、13人が提出。添付の作品票には小学校名、児童の名前、学年と組が書かれていた。
市教委によると、担当教員は8月20日、作品を板状の段ボールで挟んで梱包し、職員室前の廊下にある職員用ロッカーの上に置いていた。同31日に作品を提出しようとしたところ、なくなっていたという。別の教員が同27日夜に置いてあったのを見ているが、以降の所在が分からず、校内を探しても見つからなかった。
提出した児童、保護者には校長が謝罪し、全児童の保護者にも経緯を説明する文書を配布。再発防止のため、今後は児童の作品などは施錠できる室内でロッカーなどに保管するという。(小尾絵生)









