台風10号の接近で上空に暖かく湿った空気が流れ込み、兵庫県内も5日午後から各地で激しい雷雨に見舞われた。この影響で、県南部を中心に8千軒超が停電した。
関西電力によると、同日午後9時までに、11市3町で停電が発生。加古川市で約2200軒、神戸や姫路市でそれぞれ約1400軒が停電。このほか三木、小野、明石、高砂、加東、加西、たつの、宍粟の各市と稲美、播磨、太子の各町でも停電した。
神戸市内では信号機の停電も複数発生し、警察官が手信号で対応に当たった。
神戸地方気象台によると、同日夕、三木市では1時間に27・5ミリ、三田市で23ミリ降ったという。