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三宮ターミナルビルが撤去され、姿を現したポートライナー三宮駅西側壁面の穴とふた(点線で囲んだ部分)=神戸市中央区雲井通8
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三宮ターミナルビルが撤去され、姿を現したポートライナー三宮駅西側壁面の穴とふた(点線で囲んだ部分)=神戸市中央区雲井通8
延伸部がなくなり、線路が短くなった現在の車止め=神戸市中央区雲井通8
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延伸部がなくなり、線路が短くなった現在の車止め=神戸市中央区雲井通8
解体前の航空写真では、三宮ターミナルビルの建物に食い込む形で延びる線路が確認できる=神戸市中央区雲井通8
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解体前の航空写真では、三宮ターミナルビルの建物に食い込む形で延びる線路が確認できる=神戸市中央区雲井通8

 神戸新交通ポートライナー三宮駅(神戸市中央区)駅舎西側の壁に、四角い穴をふさぐ謎の「ふた」が二つ並んでいる。隣接するJR三ノ宮駅に直結する「三宮ターミナルビル」が建て替え工事で解体され、同駅のホームから眺められるようになった。ふたがあるのはちょうど、ポートライナーの線路の延長線上。ポートライナーには編成車両を増やす計画がある。もしかするとホームを延伸する準備では? 問い合わせてみると意外な事実が分かった。(後藤亮平)

 問題のふたは、三宮ターミナルビルの建物で隠れ、長く外側からは見えなかった。始発駅であるポートライナー三宮駅のホームに立ち、内側から見ると、ふたは車止めの向こう側に開いた穴をふさいでいる。この車止めとふたを外せば、線路をその先に延ばせるはず。「ホームの延伸に違いない!」と踏んだのだが…。

 「実は逆で、以前線路があったのを短くした跡なんです」と教えてくれたのは、神戸新交通総務部の長井透係長。「開業当初からポートライナーが万が一過走(オーバーラン)したときに備えて、過走余裕部と呼ばれる線路が車両2両分、約20メートルにわたり三宮ターミナルビルに食い込む形で延びていたんです」という。つまり、同ビルの解体工事によって線路が撤去され、開いた穴にふたがはめられたのだ。

 そう言われてから、解体前の航空写真を見ると、駅舎から同ビルの壁面に沿って線路が延びているのが分かる。長井さんは「過走余裕部に車両が行くことはないので、気付いていた人は少ないのでは」と話す。今回の工事で車止めの位置は以前より手前になり、ポートライナーは三宮駅に到着する際、速度を落として徐行運転しているという。

 今後、JR西日本が建設する新しい駅ビルで再び過走余裕部が復活するのかは未定というが、神戸新交通は車両増に伴うホームの延伸は反対の東側で検討しているらしい。

 この穴はどうなるのか-。新しいビルが完成すれば、また外からはうかがえなくなってしまう駅舎の壁面。今だけ見られる壁を眺めていると、再整備で生まれ変わる三宮の未来に想像が膨らみそうだ。

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