北村誠吾地方創生担当相は10日、神戸市内を訪れ、初代兵庫県庁があった兵庫津(同市兵庫区)周辺、医療用ロボットメーカーのメディカロイド(同市中央区)などを視察し、兵庫県庁で井戸敏三知事と意見交換した。兵庫を訪れたことで昨年9月の就任以降、全都道府県の訪問を終えた。
兵庫津周辺では兵庫大仏で知られる能福寺(同市兵庫区)を見学。地元商店主らでつくる地域おこし団体「よみがえる兵庫津連絡協議会」の高田誠司会長(70)らから、北前船が行き交った歴史や活動内容について説明を受けた。
計算速度ランキングで世界1位となった理化学研究所計算科学研究センター(同市中央区)のスーパーコンピューター「富岳」も訪問。新型コロナウイルスに関連する研究にも使われているなどと説明を受けた。
県庁での意見交換では井戸知事が、東京一極集中の転換や新型コロナウイルス感染症の対応で必要な財源の確保など地域創生の推進を提案。その後の会見で北村担当相は地方の状況について「新型コロナの影響は大きく、それを創意工夫で乗り越えようとしている。今後も地域経済の回復や地方創生の推進に努めなくてはいけない」と述べた。(井関 徹、杉山雅崇)
 
       
					 2020/9/10 15:46
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