神戸市は10日、新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査数を10月末までに1日100件増やし、最大662件にすると発表した。市内の検査件数、陽性件数ともに減少傾向にあるが、今後の感染拡大を見据えて検査態勢を拡充する。
市内の新規検査数はピーク時の8月11日で295件に上り、直近の1週間は1日平均165件だった。陽性件数も8月上旬以降減少しつつあり、陽性率は2・9%となっている。
今回増やす100件は、市が連携する医療用検査機器・試薬メーカーのシスメックス(神戸市中央区)の検査機関が対応する。市内の検査可能件数は8月時点で最大462件だったが、同検査機関での検査態勢を強化し、現時点で最大562件に。10月末までにさらに増強する。
久元喜造市長は同日の会見で「感染者が出た学校、医療機関や保育所など、(感染の)影響が大きな施設では、国の基準を超えて積極的に検査を行っている。他自治体と遜色のない水準まで拡充することができる」と述べた。(石沢菜々子)
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					 2020/9/10 17:49
2020/9/10 17:49

 
											



 

 
 
 
 





