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 立憲民主、国民民主両党などが結成する合流新党の代表に立民の枝野幸男代表が選ばれたのを受け、立民から新党に移る兵庫県関係の国会議員2人は支持拡大に意欲を見せた。一方、県内に国民側の国会議員はおらず、地方議員も大半が参加に慎重姿勢。兵庫で目立った合流効果は見えない。

 県関係の立民議員2人はともに枝野氏に投票。党名は立憲民主党を選んだ。桜井周衆院議員(比例近畿)は「新党が進むべき道が明確になり、外に発信できた点でよかった」と代表選を評価。枝野氏の推薦人に名を連ねた水岡俊一参院議員(比例)は「立民で枝野さんが頑張ってきたことを継承しながら、与党に対抗するために野党結集を進めることが大事」と強調した。

 立民に所属する県内の地方議員28人や次期衆院選の立候補予定者らもほぼ全員、合流新党に移る意向だ。

 一方、国会議員がいない国民側は、地方議員の半数超が態度を保留。次期衆院選の立候補予定者4人も判断が分かれるとみられる。

 理由の一つが、合流新党が掲げる「原発ゼロ」だ。連合傘下の電力総連など民間産業別労組(産別)は、この方針に反発。県内の国民の地方議員13人中7人は産別の組織内議員で、その1人は「親(産別)を裏切れない」と合流新党への不参加をにおわせる。「統一地方選まで急いで決める必要はない」との声もある。

 連合兵庫の福永明会長は「『大きな塊』が生まれることに期待する」としながら「兵庫での合流新党の規模感はまだ見えない」と不安ものぞかせた。(今福寛子、永見将人、長谷部崇)

 

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