
音楽教育のあり方について話す城村奈都子さん。「言葉にできない感情が込められた音楽をどう学ぶか。コロナの経験を生かすことから始めたい」=神戸新聞松方ホール(撮影・後藤亮平)
人が集まり、声を合わせ、合奏する。同じ空間を共有することで生まれる音楽は、「3密」を避けるコロナ時代のスタイルとは相いれない部分が大きい。ピアニストとして活動する一方、第一線で音楽教育に携わる城村奈都子さん(40)=兵庫県西宮市=は従来の指導のあり方に問題を提起する。「制約を乗り越える努力を通じて見えてきたのがリアルで主体的な取り組みの大切さだ。教師主導型から生徒主体の学びへ転換する機会に」と話す。(加藤正文)
-コロナ禍による休校で学校現場は一変した。
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