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保育園児とオンラインで交流し、敬老会を楽しむ高齢者たち=神戸市中央区生田町1、特別養護老人ホーム「オリンピア」(撮影・辰巳直之)
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保育園児とオンラインで交流し、敬老会を楽しむ高齢者たち=神戸市中央区生田町1、特別養護老人ホーム「オリンピア」(撮影・辰巳直之)
クラブ活動を再開させた高齢者大学=加古川市平岡町新在家、兵庫県いなみ野学園(撮影・小尾絵生)
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クラブ活動を再開させた高齢者大学=加古川市平岡町新在家、兵庫県いなみ野学園(撮影・小尾絵生)

 新型コロナウイルスの感染拡大で、高齢者同士の交流の場が相次いで閉ざされている。外出自粛で自宅にこもりがちになり、孤独を感じる人も少なくない。敬老の日(21日)がある9月は毎年、長寿を祝う「敬老会」が兵庫県内でも開かれてきたが、中止の動きが広がった。高齢者大学でも、授業を再開するかどうか判断が分かれている。(末永陽子、佐藤健介、小尾絵生)

 自治体や自治会などによる敬老会は貴重な触れ合いの場となっていたが、今年は記念品配布のみやオンラインでの開催に切り替えるケースが目立った。

 たつの市は毎年約2700人が集う敬老会を開いてきたが、「高齢者は重症化しやすく、3密回避は難しい」と判断。代わりに記念品とグルメ券を配る。

 2年前から毎年参加していた男性(76)は「久しぶりに会える友人たちと、青春時代の思い出話で盛り上がるのが楽しみだった。コロナでどこも同じやろうけど、やっぱり寂しいです」と残念がった。

 また、明石市は記念品を授与するだけの敬老会にも、条件付きで助成金の対象となるよう支給範囲を拡大。主催する自治会などは規模を縮小して式典を開いたり、記念品を配ったりしたという。

 複数人が集まる高齢者大学や交流会なども、運営方法に頭を悩ませている。

 いざなぎ学園(淡路市)は9月9日、一部の授業を開講した。しかし、受講者の3分の2に当たる約120人が感染を懸念して休学を続ける。担当者は「人と会って、和気あいあいと話したり体を動かしたりすることが生きがいになる。高齢者の健康が損なわれないか不安だ」と心配する。

 一方、3月1日から休校していたいなみ野学園(加古川市)は9月1日、全面開校した。マスク着用や検温を呼びかけるほか、教室の定員を制限するなど感染対策に力を入れる。

 フラダンス部は約半年ぶりに練習を再開させた。部長の女性(69)は「自粛期間中は外出できず、孫にも全く会えずに寂しかった。ようやく友人とおしゃべりでき、ストレス発散になった」と笑顔を見せた。

 阪神・淡路大震災の災害復興公営住宅「ベルデ名谷」(神戸市垂水区)は9月、「ふれあいオープン喫茶」を約半年ぶりに復活させた。座席の距離を空け、ペットボトル飲料のみを出して運営を続ける。

 主催する社会福祉法人の担当者は「久しぶりに会うと、以前は使っていなかったのにつえが手放せなくなっている人もいた。高齢者の心身への影響は大きく、感染防止と孤立防止を両立させるための対策が求められる」と指摘する。

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