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透明のアクリル板で仕切られた披露宴会場のテーブル=神戸市中央区神戸空港、ラヴィマーナ神戸(撮影・辰巳直之)
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透明のアクリル板で仕切られた披露宴会場のテーブル=神戸市中央区神戸空港、ラヴィマーナ神戸(撮影・辰巳直之)
披露宴会場に用意された新郎新婦用のフェースシールド。デコレーションも楽しめる=神戸市中央区神戸空港、ラヴィマーナ神戸(撮影・辰巳直之)
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披露宴会場に用意された新郎新婦用のフェースシールド。デコレーションも楽しめる=神戸市中央区神戸空港、ラヴィマーナ神戸(撮影・辰巳直之)

 新型コロナウイルスの第1波で人と人の接触制限が呼び掛けられていた4~6月、結婚式を予定していたカップルの75%が延期を決めた。9月に入り、その“延期組”の挙式がピークを迎えつつある中、ブライダル業界が感染予防策の強化に取り組んでいる。神戸市の式場関係者は「制約は多いが、結婚式は神戸のまち全体の盛り上げに欠かせない」と工夫を重ねる。(竹本拓也)

 結婚情報誌「ゼクシィ」を発行するリクルートマーケティングパートナーズ(東京)によると、全国953会場の4~6月の結婚式の実施率は10%台にとどまった。大半が9~12月に延期されたという。

 神戸空港(神戸市中央区)西側にある結婚式場「ラヴィマーナ神戸」。8月下旬、披露宴会場のテーブルにアクリル製のパーティションが設けられた。運営会社に建材加工のノウハウがあり、同施設など全国33施設に一斉に導入。新郎新婦の希望に応じて設置し、ゲストの人数に応じてレイアウトも自由に変えられる。

 同施設によると、5月の結婚式はゼロになったが、9月は30件台まで回復。8月以降に実施予定の約半数は春からの延期組という。

 「再延期は避けたいという思いから、『安全と安心に最大限配慮して』という声が強い」と渥美国俊支配人(36)。砂浜や海に近いという立地から、海外の挙式を断念したカップルの新規予約も多いという。

 同区の「エスタシオン・デ・神戸」も4~6月、結婚式がゼロに。古賀野正幸支配人(47)によると、再開後は挙式のみとしたり、規模を縮小したりする動きはあったが、これまでキャンセルはないという。

 同施設はタブレット越しの出席や、オンラインでの打ち合わせなどを導入。披露宴のマニュアルも再点検し、参列者同士のお酌は避ける▽終了後はテーブルごとに退場▽喫煙ルームは人数制限を設ける-とした。館内を消毒するスタッフも新たに採用した。

 一方、ホテルオークラ神戸(神戸市中央区)のように、遠方などで参加できない人のために挙式を生中継で配信するサービスを始めた施設もある。

 矢野経済研究所(東京)によると、結婚式を挙げない「なし婚」の増加などを背景に、国内ブライダル関連市場の規模は、2019年までの5年間で7・3%縮小。今年2月時点で、20年は前年比5・7%減の2兆2400億円と推計する。

     ◇     ◇

■招待「家族のみ」大幅増

 新型コロナの収束が見通せない中、結婚式・披露宴の小規模化が進みそうだ。

 挙式関連サービス業のワタベウェディング(京都市)が今年7月、20~30代の男女300人に実施したインターネット調査では、コロナの影響で希望する結婚式の方法やゲストの人数に「意識の変化があった」との回答が6割に達した。このうち「家族のみ」の招待を希望する人はコロナ前の29%から45%に増えた。

 神戸市垂水区の会社員(32)は10月下旬、神戸市内の神社で式を挙げる。当初は出身地・九州の親族や友人らを招待する予定だったが、最終的に肉親のみにしぼった。会社員は「移動に伴う感染リスクを考えるとやむを得ない」と話す。一方、同市中央区の男性(34)は今年6月に同市内のホテルで実施予定だった結婚式を、延期できる限度の来年夏まで延ばし、写真の前撮りだけ済ませた。男性は「多くの親族や友人が楽しみにしている。みんなが安心して集まれる時期に移すのが得策と考えた」と話している。

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