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パートナーのヴィヴィッドと盲導犬への理解を訴える浅井純子さん=8月9日、大阪市港区(浅井純子さん提供)
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パートナーのヴィヴィッドと盲導犬への理解を訴える浅井純子さん=8月9日、大阪市港区(浅井純子さん提供)

 病気で全盲になり、パートナーの盲導犬を小学校の出前講座で紹介する会社員浅井純子さん(47)=大阪市=が、子どもたちに盲導犬の大切さを知ってもらう動画の制作資金をインターネットのクラウドファンディングで募っている。交差点での車両の信号無視が視覚障害者にとって致命的であることや入店拒否の問題も取り上げ、「視覚障害者や盲導犬への理解が深まってほしい」と願う。(笠原次郎)

 浅井さんは30歳のとき、自らの免疫が角膜を攻撃する「モーレン潰瘍」を発症。角膜の移植手術を繰り返したが、徐々に視力を失っていった。「なぜ自分だけが」と非運を嘆いた。

 そんな浅井さんを励ましたのは、同じ病院で闘病する女性だった。難病に苦しんでいた女性から「自分は難しいけれど、お姉さんはここから出られる。頑張って」と声を掛けられた。この言葉で「自分にはまだできることがたくさんある」と気付いた。盲学校に通い、指圧の国家資格も取った。

 2016年にはアパレル会社「マツオインターナショナル」(大阪市)にヘルスキーパー職として入社。多い日で5人にマッサージを施す。明るい性格で癒やされるとファンも増えた。

 12年間、白杖に頼って生きてきたが同年、雄の盲導犬ヴィヴィッドを迎えた。行動範囲が広がり、「いとおしい存在であると同時に力強い味方」になった。一方で、タクシーの乗車拒否にも直面し、盲導犬への理解が乏しいと感じた。

 昨年から小学校で盲導犬について話すゲストティーチャーとして活動する。今春以降は新型コロナウイルス感染症の影響で活動できなくなったため、盲導犬への理解を促す動画制作を思い付いた。目標の資金は250万円。インターネットサイト「レディーフォー」を通じ、30日まで協力を呼び掛ける。

 「病気が突然訪れたように、一寸先は分からない」と、常に今を大切に生きているという浅井さん。「将来はNPO法人を設立し、視覚障害者が十分な賃金を得て活躍できる職場をつくりたい」と夢を抱いている。

 レディーフォーのページはhttps://readyfor.jp/projects/junjun-vivid-go-go-hanao

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