兵庫県加古川市の20代女性職員が、市職員互助会からあっせんされた姫路セントラルパーク(姫路市)の前売り入園券を、インターネットのフリーマーケットアプリ「メルカリ」で転売した問題で、加古川市は24日、女性職員を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。
市によると、互助会は福利厚生のため、通常の大人1枚3600円を1500円で販売。女性職員は2019、20年度に計20枚を6万4750円で転売した。
さらに市人事課の聞き取りに対し、18、19年に、互助会が販売したそれぞれ別のテーマパークの入場チケットを、計8枚転売していたことを告白。姫路セントラルパークを含め計28枚を売り、3万3274円の利益を得ていたという。
市は管理監督責任のあった職員5人を口頭で厳重注意した。岡田康裕市長は「公務員としてあるまじき行為であり、市民の皆さまに心からおわびする」とコメントした。
懲戒処分のうち、減給は免職、停職に次いで重いという。(斉藤正志)