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趣あるホテルの外観。江戸中期建築の大庄屋三木家住宅を改修した(レック提供)
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趣あるホテルの外観。江戸中期建築の大庄屋三木家住宅を改修した(レック提供)
ホテル「NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館」の客室。本棚に囲まれ、良書がそろう(レック提供)
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ホテル「NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館」の客室。本棚に囲まれ、良書がそろう(レック提供)
ホテル「NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館」の客室。本棚に囲まれ、良書がそろう(レック提供)
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ホテル「NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館」の客室。本棚に囲まれ、良書がそろう(レック提供)
神戸新聞NEXT
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 知の巨人の原点を追体験-。兵庫県福崎町出身で、日本民俗学の父・柳田国男が少年期に蔵書を読みふけった県指定文化財「大庄屋三木家住宅」(福崎町西田原)の一部が11月1日、読書体験を売りにしたホテルに生まれ変わる。都道府県の指定文化財をホテルや旅館にするのは全国初という。

 運営会社が24日、発表した。昨春施行の改正文化財保護法で文化財活用の機運が全国的に高まっており、県教育委員会の許可を得て改修した。

 ホテル名は「NIPPONIA(ニッポニア)播磨福崎 蔵書の館」。本棚に囲まれた客室には農村の暮らしや妖怪にまつわる良書計500冊をそろえ、地産地消をテーマにしたフレンチレストランも備える。

 文化財を構成する9棟のうち、神戸新聞グループのまちづくり会社「PAGE」(ペイジ、福崎町)が副屋、離れ、米蔵など6棟計約680平方メートルを改修した。客室は5部屋で、小規模挙式などを手掛けるレック(神戸市中央区)が受託運営する。

 一帯の辻川地区は柳田の生まれ故郷。近年は機械仕掛けのかっぱやてんぐなど妖怪人形で人気を集める。柳田は11歳の頃、三木家に預けられ、離れの2階にこもった。回顧録「故郷七十年」には、「和漢の書籍の間には草双紙類もあって、読み放題に読んだのだが、私の雑学風の基礎はこの一年ばかりの間に形造られたように思う」と記される。

 ホテルではそんなエピソードにちなみ、民俗学、建築、アートなど多分野の書籍を厳選。「築約300年の建物で歴史を感じながら、自分だけの時間を本と過ごしてもらいたい」と、客室にはテレビを置かない。

 大人1泊2万~4万円。隣接地には大正期に建てられた旧郵便局舎も移築しており、「妖怪ブックカフェ」として来春の開業を目指している。同ホテルのフリーダイヤル0120・293・958

(井上太郎)

ホームページ(https://nipponia-fukusaki.jp/)からも予約できる。

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