「太平洋の白鳥」と呼ばれる帆船「日本丸」や、「海の貴婦人」の異名を持つ帆船「海王丸」など5隻の練習船が24日、神戸港にそろった。日没後には帆船2隻がライトアップされ、純白の船体が浮かび上がった。
練習船は、船員を養成する独立行政法人「海技教育機構」(横浜市)が運航。同日午前10時ごろ、日本丸が新港第1突堤に着岸した。他には「大成丸」「銀河丸」「青雲丸」が停泊している。
5隻が神戸港に入るのは3年ぶり。同機構の神戸分室によると、活動拠点の関東圏は新型コロナウイルスの感染者が多く、実習生らの感染リスクを回避するため、最大5隻を停泊できる神戸港に練習船を集めたという。
5隻の同時停泊は10月3日まで。一般公開は実施しないが、新港第1突堤や神戸ポートターミナルなどから見学できる。(辰巳直之)









