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自転車の違反摘発件数の推移
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自転車の違反摘発件数の推移

 全国の警察が昨年1年間に摘発した自転車の違反行為が初めて2万件を超え、2万2859件だったことが25日、警察庁のまとめで分かった。うち最多は「信号無視」で、1万2472件と5割強を占めた。自転車乗車中の事故死者は427人で、うち329人(77・0%)に法令違反があった。都道府県別では、兵庫が最多の1万1012件だった。

 健康志向やブームなどによって自転車を利用する人が増えており、警察は取り締まりを強化。今年に入ってからも新型コロナウイルス感染拡大に伴う宅配サービスなどで利用が増えており、今後も摘発の増加傾向が予想される。警察庁の担当者は「自転車は軽車両であるという意識が薄いことが違反につながっている」と分析している。

 自転車の違反摘発は、悪質な自転車運転者に安全講習を義務付けた制度が始まった2015年に1万件を突破、増加が続いている。今年上半期も1万2839件で昨年を上回る勢い。自転車の「危険行為」の新たな類型として、6月施行の改正道交法であおり運転を追加した。

 都道府県別では、兵庫に次いで大阪3872件、東京1793件、愛知1571件、神奈川1399件などの順だった。

 違反の類型別では、信号無視に次いで多かったのが「遮断踏切立ち入り」で5931件。そのほかは、「一時不停止」1555件、イヤホン使用や傘差しなどの「順守事項違反」1024件、「制動装置不良自転車」387件など。「酒酔い運転」も109件あった。

 自転車乗車中の事故死者は年々減少。09年は699人だったが、12年に500人台、17年に400人台となり、19年は427人だった。一方で事故死者の自転車側に違反があった割合は09年以降、71・6~80・3%と高水準で推移しており、違反が死亡事故の背景となっている可能性がある。

 違反の中で事故につながりやすいものや悪質なものを道交法施行令で危険行為として規定しており、あおり運転を含めて15類型がある。危険行為に対する警察官の指導・警告に従わなければ交通切符(赤切符)を交付される。

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