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不適切なケアが明らかになった特別養護老人ホーム「きしろ荘」=25日午前、神戸市灘区鶴甲5
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不適切なケアが明らかになった特別養護老人ホーム「きしろ荘」=25日午前、神戸市灘区鶴甲5

 不適切なケアが判明した神戸市灘区の特別養護老人ホーム「きしろ荘」で、40代女性職員が長時間労働とパワーハラスメントで精神障害を発症したとして、神戸東労働基準監督署に労災申請していることが明らかになった。また、施設を運営する社会福祉法人「六甲鶴寿園」(岸本圭子理事長)は、時間外労働に伴う割増賃金などをめぐり、同労基署から2度の是正勧告も受けたという。

 関係者によると、女性職員は今年3月に就職。4月に76時間、5月に100時間の残業があった。上司から出勤簿を鉛筆で記入するよう言われ、残業時間を少なく書き直した出勤簿に認め印を押すよう指示されたという。

 女性職員はミスをきっかけに上司の叱責(しっせき)が繰り返され、1時間半、立ったまま叱責を受けたこともあったと主張。女性は仕事を終えても上司の声が聞こえ、胃痛や不眠などの症状が出るようになり、現在は休職している。

 このほか、きしろ荘以外の同法人施設でも長時間労働が横行し、長時間にわたる叱責を受けた職員が複数いるという。叱責の時間が労働時間を長引かせる一因にもなっているといい、ある職員は「少しの残業しか出勤簿につけられない。それ以上書くと厳しく指摘される」と言い、別の職員の妻は「夫が倒れないか心配。万一の時のため、自宅の出発・帰宅時間を記録している」と話す。

 施設関係者によると、神戸東労基署が今年3月と9月に六甲鶴寿園に是正勧告。正しい労働日数を賃金台帳に書き入れていないことや、超過勤務に対する割増賃金の支払いについて指導があったという。

 職員らは8月下旬、全国一般兵庫地方労組の支部として労働組合を結成。パワーハラスメント防止に関する協定書の締結を法人に申し入れている。(中部 剛、上杉順子)

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