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お披露目された新制服。女子生徒もスラックスを標準とする=28日午後、姫路市立山陽中学校(撮影・安藤真子)
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お披露目された新制服。女子生徒もスラックスを標準とする=28日午後、姫路市立山陽中学校(撮影・安藤真子)
お披露目された新制服。女子生徒もスラックスを標準とする。生徒たちが着ているのは現在の制服=28日午後、姫路市立山陽中学校(撮影・安藤真子)
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お披露目された新制服。女子生徒もスラックスを標準とする。生徒たちが着ているのは現在の制服=28日午後、姫路市立山陽中学校(撮影・安藤真子)

 姫路市立山陽中学校(兵庫県姫路市延末)は28日、来年度から採用する新たな制服について、男女ともスラックスとブレザーを標準にすると発表した。性別にとらわれないジェンダーレスの観点から女子に選択肢を設ける学校は増えているが、スラックスを基本とするのは全国的にも珍しい。背景には選択制を導入しても、周囲の目が気になってスラックス着用が進まない現状もあるという。

 同校では周辺校がブレザーを導入し、生徒から制服変更を求める声が出たため、2018年から見直しの議論を始めた。国連が採択した「30年までの達成を目指す国際目標」(SDGs)で、ジェンダーの平等が項目の一つに掲げられていることも意識した。

 19年にはPTAの保護者らも交えて検討委員会を立ち上げ、在校生や進学予定の小学生らを対象にアンケートも実施。「なぜ女子だけスカートなのか」といった疑問や、「時代に合っていない」との指摘が上がり、スラックスの標準化に踏み切った。一方でスカートにこだわる声にも配慮し、年度当初に申請すれば男子も含めて着用を認める。

 新制服は学校周辺の手柄山をイメージし、緑色を主体にしたデザイン。会見した長谷川貴久校長は、選択制の課題について「社会の理解がまだ十分でなく、(LGBTなど)性的少数者であることを表明しづらい雰囲気がある」と指摘。今回の見直しにより「男女分け隔てなく着やすい制服になった」と強調した。

 大手学生服メーカーによると、北海道では冬場にスラックスで統一する学校があるものの、通年での標準化は珍しいという。

(井沢泰斗)

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