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阪神・淡路大震災の記憶と教訓を伝える地下免震空間の見学プログラム=姫路市四郷町、神戸新聞社播磨製作センター(「スペース」提供)
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阪神・淡路大震災の記憶と教訓を伝える地下免震空間の見学プログラム=姫路市四郷町、神戸新聞社播磨製作センター(「スペース」提供)

 神戸新聞社播磨製作センター(兵庫県姫路市四郷町)の工場見学ルートが、社会を豊かにする優れたデザインに贈られる2020年度の「グッドデザイン賞」(日本デザイン振興会主催)を受賞した。

 播磨製作センターは、昨年5月に全面稼働。見学ルートは、最新鋭の高速輪転機の印刷風景や、巨大な新聞用紙を貯蔵する立体紙庫をはじめ、地下空間では積層ゴムによる建物の免震構造を間近で見られる。また複数の映写機で天井や床、壁面に阪神・淡路大震災発生直後からの神戸新聞紙面が投影され、震災の記憶と教訓を体感できる。

 見学ルートは、高価値の空間づくりに定評がある企業「スペース」(東京都)が企画・設計・施工。学校の社会学習や企業の研修などで広く利用されている。

 今回の受賞のポイントは、地下免震設備空間での震災報道紙面の投影。体験者が減り、教訓を次代にどう伝えていくかが問われる中、免震構造フロアに紙面の文字や写真が大きく映し出され、時を超えて震災と向き合う体験プログラムになっている点が評価された。

 播磨製作センター見学の問い合わせは、姫路本社TEL079・281・2880まで。

(冨居雅人)

【審査委員コメント】「震災の記憶を、若い世代にどう伝えていくのかは、重く難しい命題だが、見学コースに当時の自社の記事をプロジェクションするという方法をとることで強いインパクトを生み出している。折り重なって映し出される紙面の文字や写真が免震構造フロアに映し出される様は、時空を超えて当時の衝撃を伝えている。地元紙の矜持を感じる展示が共感を呼んだ」

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