1日午後5時半ごろ、兵庫県尼崎市の武庫川で、近くの男性(72)が溺れているのを通りがかった70、80代の夫婦が見つけ110番した。この夫婦と、近くにいた50代女性、駆け付けた署員2人が協力して川から救出。男性は一時意識を失っていたが、署員が心臓マッサージをすると呼吸が戻り、一命を取り留めた。
尼崎南署によると、男性は水面から脚だけを出してバタバタしている状態だったという。夫婦と女性が土手に落ちていたロープや木片を使って助けようと試みる中、水流で岸辺に寄ってきたため、3人で服をつかんで引っぱった。しかし重くて動かせず、流されないように踏ん張っていると署員2人が到着し、力を合わせて引き上げたという。
夫婦と女性はいずれも市内在住で「命を助けることができて良かった」と話していたという。同署は3人に賞の贈呈を検討している。









