総合 総合 sougou

  • 印刷
筋トレやストレッチなどに適した機器を実演するデカトロンの西山健史さん=西宮市高松町
拡大
筋トレやストレッチなどに適した機器を実演するデカトロンの西山健史さん=西宮市高松町

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、自宅で体力づくりや筋力トレーニングに励む「宅トレ」に注目が集まっている。外出自粛やテレワークの定着で体を動かす機会が激減したことに加え、食生活の乱れなどで“コロナ太り”に直面する人が増えているためだ。年齢や場所を問わず、気軽に始められることも人気の理由。スポーツ用品店やフィットネスジムでは盛り上がりを商機ととらえ、宅トレグッズやオンラインでできるサービスに注力している。(久保田麻依子)

 兵庫県西宮市の商業施設「阪急西宮ガーデンズ」にあるスポーツ用品店「デカトロン」。宅トレグッズの売り上げが急増したのは、コロナの影響が深刻化した今年3月ごろから。ダンベルやヨガマットなどを買い求める利用客が増え、春以降は想定の2倍以上を売り上げた。腹筋や腕立て伏せなどができる棒状のトレーニング機器は、緊急事態宣言による閉店中も「オンライン販売で飛ぶように売れた」(同店)という。

 筋トレ用品関連の専門スタッフ、西山健史さん(31)によると、部屋の空きスペースに筋トレ機器をそろえる「自宅でジム化」が流行しているという。ブームの背景には「体力不足への危機感に加え、体を動かしてストレス発散したいという、コロナ禍特有の理由があるのでは」とみる。デカトロンの広報担当者も「宅トレへの関心は10代から高齢者まで幅が広く、今後も人気は続くはず。コロナがスポーツ用品のマーケットを大きく変えた」と驚く。

   ◆   ◆

 宅トレの人気を押し上げた影響の一つに、コロナがきっかけで急増しているエクササイズ関連の動画配信がある。

 同県尼崎市の女性会社員(33)は5月から、動画投稿サイト「ユーチューブ」で人気の宅トレ動画を見てダイエットに励んだ。もともと運動の習慣はなかったが「在宅勤務が増えたことで、通勤で歩くだけでも運動になっていたことに気付かされた。おやつタイムも増えて、気付いたら自己最高体重だった」と笑う。宅トレを続け、2カ月で元の体形に近づいた。「家でリラックスしながら自分のペースで挑める。密にもならず成果も出るので、楽しみながらダイエットできる」と話した。

 オンラインを活用した宅トレの事業を始めた企業も。宝塚市など県内に3店舗があるフィットネス大手「ティップネス」(東京)は8月から、ヨガやストレッチ、ダンスなどのプログラムをオンライン受講できるレッスンをスタートした。

 月600本のレッスンを生配信し、好きな時間に受講できる「見逃し配信」も用意。10月上旬時点で10万回以上のライブ受講があったといい、担当者は「オンライン講座を通して、フィットネスを日常の一部として取り入れてもらえる機会になった」と語った。

総合の最新
もっと見る

天気(10月31日)

  • 20℃
  • ---℃
  • 0%

  • 19℃
  • ---℃
  • 0%

  • 21℃
  • ---℃
  • 0%

  • 20℃
  • ---℃
  • 0%

お知らせ