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「古典落語に出てくる、世渡りはうまくないが楽しく生きようとする『喜六』が自分と重なってみえる」と話す桂あおば=神戸新聞社
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「古典落語に出てくる、世渡りはうまくないが楽しく生きようとする『喜六』が自分と重なってみえる」と話す桂あおば=神戸新聞社
「古典落語に出てくる、世渡りはうまくないが楽しく生きようとする『喜六』が自分と重なってみえる」と話す桂あおば=神戸新聞社
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「古典落語に出てくる、世渡りはうまくないが楽しく生きようとする『喜六』が自分と重なってみえる」と話す桂あおば=神戸新聞社

 上方落語のアイドルユニットに選ばれ、“イケメン噺家”として知られる桂あおば=神戸市西区出身=が入門から10年を迎えた。関西国際大(兵庫県三木市)を卒業後、ざこば門下に入った。「師匠のおかげで礼儀や人としての心構えなど大切なものを学べた。コロナ禍だからこそ師匠のように、人柄からにじみ出る人情噺で笑いと涙を届けたい」と前を見据える。

 子どものころから、面白いことを言って他人を笑わせるのが好きなおしゃべりだった。進路に迷っていたころ、ざこばの飾らない話芸にほれて2010年9月、噺家の道へ。当初は師匠の妻を「おばちゃん」と呼ぶほどの“常識外れ”で、怒られてばかりだった。

 それでも修業を重ね、持ちネタは古典や新作を含め60ほど。猛獣の皮をかぶるアルバイトを描いた「動物園」で、「人を笑わせる楽しさを知った」。6年目から独演会を毎年開き、満席が続く。最近は「夫婦や家族の機微を感じさせる、リアリティーある古典や新作の人情噺が醍醐味と思うようになった」と、客の反応に応じて工夫を重ねる。

 177センチの細身も売りの32歳は今年、NHKの番組でアイドルユニット「KAMIGATA☆らくご男子」(5人)に選ばれ、歌や踊りなどを披露。「落語を知らない若者にも、噺家を知ってもらえる機会になった」と喜ぶ。

 10周年独演会は11月7日午後6時、神戸新開地・喜楽館(神戸市兵庫区)で。芝居の掛け合いが楽しい「七段目」や、天才彫物師が宿屋を応援するため一肌脱ぐ「ねずみ」など3席を披露し、月亭八方も出演する。前売り2500円(当日3千円)。同館TEL078・335・7088

(金井恒幸)

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