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 兵庫県立全13病院の2019年度決算見込みは、最終的なもうけを示す純損益が全体で39億8800万円の損失となり、3年ぶりに赤字に転落した。病院本業の収支を示す経常損益も2年連続で31億2600万円の赤字となった。新型コロナウイルス感染症による受診控えなどで減収となった上、給与や薬品費の増加、丹波医療センター(丹波市)の開業費などでコストが膨らんだ。(藤井伸哉)

 コロナの影響による減収額は計14億円。感染患者を受け入れるための空き病床の確保や、感染を懸念した受診控えなどが要因とみられる。影響は、県全体の拠点である加古川医療センター(加古川市)のほか、3月に県内初の患者が発生し、介護施設でクラスター(感染者集団)が発生した阪神地域の病院で目立った。

 丹波医療センターは、15億4千万円の純損失だった。19年7月、施設の老朽化が進んでいた柏原病院と柏原赤十字病院を統合再編して開院。入院、外来患者数は延べ約18万7千人と、18年度の柏原病院と比べて、計約3万8千人増え、経常収益を14億7800万円押し上げた。一方で、医療スタッフの給与や移転費などがかさみ、経常費用が22億4900万円増加。資産除却で特別損失を計上したことも響いた。

 また、粒子線医療センター(たつの市)は、付属神戸陽子線センター(神戸市中央区)を含めた純損失が8億9千万円となり、赤字幅が前年度から1億8200万円増えた。類似施設の開院で、患者数が前年度より延べ約3千人減ったことなどが響いた。

 13病院全体の入院患者数は117万6633人(前年度比3587人増)で、外来患者数は160万3257人(同2万8809人増)。累積赤字は約292億円、内部留保は約6億円減って約34億円となった。

 災害医療センター(神戸市中央区)、リハビリテーション中央病院(同市西区)、同西播磨病院(たつの市)の3病院は、県からの指定管理料で運営されているため決算額には直接影響しない。

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