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記者会見する平田オリザさん(左)と井戸敏三知事=28日午後、兵庫県庁
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記者会見する平田オリザさん(左)と井戸敏三知事=28日午後、兵庫県庁

 兵庫県立の「芸術文化観光専門職大学」が来年4月に開学すると決まったことを受け、学長就任予定の劇作家平田オリザさんと井戸敏三知事が28日、県庁で記者会見を開いた。平田さんは「大学を中心として豊岡や但馬が、10年以内にアジアの芸術文化のハブ(拠点)になるよう貢献したい」と抱負を述べた。

 同大学設置を文部科学相が23日付で認可したことに平田さんは、「身が引き締まる思い。国公立大学で演技やダンスの実技を本格的に学べることは初で、歴史的な一歩」と喜んだ。

 新型コロナウイルスの影響については「舞台芸術や観光業が最も打撃を受けた」とする一方、「(これらの産業は)日本に残された数少ない成長分野。復興を担う自立した人材を育てたい」と意気込む。さらに、「東京はコロナで(文化)の原状回復が厳しい。産業と同様に文化もバックアップが必要。豊岡や但馬を(日本や世界の)拠点にしたい」と話した。

 出願は11月中旬に始まるが、1学年の定員が80人と小規模ながら、全国の高校生らから既に約3900件の資料請求があった。開学に向け1年間浪人した受験生もいるといい、平田さんは「多様性ある学生を確保したい」との考えを示した。

 井戸知事は、「“平田哲学”を身に付け、地域への貢献と世界に羽ばたく両面で人材が育ってほしい。若者人口の流出抑制など但馬の地域活性化にもつながる」と期待した。(藤井伸哉)

     ◇

【芸術文化観光専門職大学】 兵庫県が豊岡市山王町に新設する4年制の高等教育機関。演劇を本格的に学び、それを基礎として芸術文化、観光の両分野で地域を活性化することを目指す。「芸術文化・観光学部」のみで、定員は4学年全体で320人。1年生は原則寮生活を送る。総授業時間の3分の1(約800時間)を実習に充てる。演劇の手法を取り入れた対話的コミュニケーション能力の育成などを教育研究の方針としている。平田オリザさんのほか、国際的に活躍するダンサーの木田真理子さんらが教壇に立つ。

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