兵庫県は２日、新たに１０人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の累計感染者は３２７５人。また、神戸市で感染者の高齢男女２人が死亡し、県内の死者は６５人となった。

　発表自治体別の内訳は神戸市＝１人▽尼崎市＝３人▽西宮市＝４人▽明石市＝１人▽県所管（丹波健康福祉事務所管内在住）＝１人。

　神戸市によると、死亡した２人はともに市内の医療機関に入院していた。同市は個人の特定を避けるためとして「８０代以上」と発表した。

　また、同市は、１日に感染を発表した１０代男性１人について、これまでに生徒２人の感染が確認された市立中学校の生徒と明らかにした。２人のうち１人と同じクラスだった。市は席が近い別の生徒３人を濃厚接触者とし、２週間の自宅待機を要請した。同じクラスの生徒ら６６人はＰＣＲ検査で全員陰性だったという。

　尼崎市では介護施設に勤務する７０代女性の感染が判明。利用者や職員との濃厚接触はないという。

　一方、県は２日、１０月末までに確認された感染者のうち、「健康福祉事務所管内」在住としていた患者５５人分の居住市町を公表した。（まとめ・前川茂之）

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