兵庫県は5日、新たに20~90代の男女43人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち16人は、クラスター(感染者集団)が発生していた南あわじ市の介護老人保健施設の入所者や職員。県内では3日に52人、4日に36人と連日40人台前後が続いており、累計患者数は3406人(うち死者67人)となった。
県によると、南あわじ市の同施設では、3日から施設関係者約170人の検査を進めており、この日は新たに70~90代の入所者7人と、職員9人の感染が確認された。同施設関連の感染者は計40人となった。
県所管ではほかに、3人が陽性となった。神戸市では12人が感染したほか、1人の再陽性が判明した。尼崎市と西宮市は各5人、姫路市と明石市は各1人の感染を発表した。
また尼崎市教育委員会は、同市立園和北小学校の教職員1人(年齢、性別、居住地は非公表)が感染したと発表した。同校の児童や同僚に濃厚接触者は確認されず、休校はしない。この教職員は2日まで出勤し、4日に倦怠感や鼻水、喉の痛みなどの症状があったため県外の医療機関で抗原検査を受け、陽性が分かった。
このほか西宮市は5日夜、市立浜脇小学校(同市浜脇町)の女子児童2人が感染したと発表した。6日は同校を臨時休校する。女児2人は、5日の県の発表分(43人)には含まれない。(まとめ・井川朋宏)
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