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“メリーさん”からの電話を再現する「ネイビーズアフロ」の(左から)皆川、はじり。クレージーさと男女の機微が同居する=ラジオ関西(撮影・中西幸大)
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“メリーさん”からの電話を再現する「ネイビーズアフロ」の(左から)皆川、はじり。クレージーさと男女の機微が同居する=ラジオ関西(撮影・中西幸大)

 結成8年目で初のコンテスト優勝を果たした。神戸大卒の皆川と、中退のはじりの「高学歴」で知られる漫才コンビ「ネイビーズアフロ」が、10月のNHK上方漫才コンテストで栄冠を手にした。皆川は「これまで何度も決勝で涙をのんだので、母は泣いて喜んでくれた」と感無量だった。

 ネイビースーツが看板の28歳。182センチの皆川が気色の悪い男女を演じ、169センチのはじりが困ったり、怒ったりする怒濤のドラマが、観衆や審査員をくぎ付けにした。

 決勝のネタは一昨年と昨年に大受けし、「勝手に口が動くほどやり込んだ」2本。1本目はメリーさんと名乗る女が急に電話をかけ、見知らぬ男の元へ行こうとする“都市伝説”もの。2本目はコンビニの女性店員に恋した思い込みの激しい男と友人のやり取り。皆川の畳みかけにほんろうされつつ、はじりがどんでん返しの一発を放った。

 京都市出身で高校も同級生。大学在学中の2011年11月11日に結成した。吉本興業所属で、周囲はNSC(吉本総合芸能学院)出身者ばかり。一般オーディションからデビューしたため、当初はNSC経験者から「お笑いのまねごとやってるんか」と冷たい目で見られたことも。

 性格は皆川はきっちり、はじりはおおらかと対照的。3年ほど前、はじりの遅刻を皆川が強くなじり、はじりは「謝らなければ、あわや解散の危機だった」と笑う。

 今回の優勝を、「神戸大の同級生らも喜んでくれた」と2人。少し胸を張って舞台に立てるようになり、「後輩の手本にならなあかん」と意識も高まった。

 16年から大阪で単独ライブを続け、自作ネタは約400本。東京でも昨年から隔月で開催し、来年からは毎月を目指す。2人は「自分らに何か課すのはしんどいけど、そうしないと成長しない」と先を見据える。

 ラジオ関西で就活応援番組「レディGO! HYOGO」(金曜午後11時)に出演中。(金井恒幸)

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