兵庫県姫路市は9日、新型コロナウイルスに感染した場合に重症化リスクの高い高齢者や障害者が、施設へ新規入所する際、希望者を対象にPCR検査を実施すると発表した。期間は来年3月までで、計千人の検査を想定している。
全国的に感染者の増加が指摘される中、兵庫県内では今月に入ってから南あわじ市の介護老人保健施設でクラスター(感染者集団)が発生し、これまでに40人以上の感染を確認。今春の第1波では、伊丹市の介護施設でもクラスターが生じ、介護現場の“崩壊”が懸念された。
姫路市はこうした状況を踏まえ、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、障害者支援施設など計77カ所での検査実施を決めた。各施設が希望する新規入所者から唾液の検体提出を受け、民間機関に依頼して感染の有無を確認してもらう。
費用は国の補助制度も活用し、市が約2千万円を負担する。会見した清元秀泰市長は「福祉施設内で感染が広がれば介護サービスの提供が困難となり、影響が大きい。施設や入所者からも検査ニーズが高かった」と話した。
県内では神戸市や明石市も既に同様の取り組みを始めている。(井沢泰斗)
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