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定例会見で話す井戸敏三知事=10日午後、兵庫県庁
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定例会見で話す井戸敏三知事=10日午後、兵庫県庁

 兵庫県の井戸敏三知事は10日の定例会見で、阪神・淡路大震災の犠牲者を悼み、教訓を語り継ぐ行事「ひょうご安全の日のつどい」を来年1月17日に催す、と正式に発表した。井戸知事は「1・17は大切な日。規模の縮小を前提に、新型コロナウイルス感染症対策を十分にした上で開催したい」と述べた。

 神戸市中央区のHAT神戸で催す追悼行事は、出席者の密集を防ぎ、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を確保するため、招待者を減らす。防災訓練は一般参加を取りやめ、防災関係者だけで実施する。

 被災地を歩いてHAT神戸に向かう「メモリアルウォーク」は、6ルートのうち参加定員が多い2ルートの出発時間を午後に変更して密集を避ける。参加者には健康状態の申告書を提出するよう求め、全員での準備体操などは中止する。

 県によると、今年は発生25年で、「安全の日のつどい」の参加者が8300人と例年より多かったが、来年は2500人規模になると見込む。(藤井伸哉)

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