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助産師の自宅から配信する兵庫県助産師会の「オンラインふれあい広場」。人形をモデルにベビーマッサージを実演する=神戸市西区
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助産師の自宅から配信する兵庫県助産師会の「オンラインふれあい広場」。人形をモデルにベビーマッサージを実演する=神戸市西区
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 新型コロナウイルス禍で外出を控える親子の孤立が懸念される中、オンラインでの子育て支援が注目を集めている。母親らが集まって情報交換をする子育て広場や個別相談が、オンライン会議システムなどを活用して開かれる機会が増加。支援者らが手探りで環境整備を進める。参加者にとって、自宅にいながら地域を超えてつながるメリットは大きく、今後さらに拡大しそうだ。(小尾絵生)

 「次は便秘に効くマッサージ。手のひら全体を使って、おなかに『の』の字を書くようにゆっくり回します」。パソコンの前に人形を置き、助産師の谷川裕子さん(54)=神戸市西区=が、画面越しの母親らに向かってベビーマッサージを実演する。

 兵庫県助産師会が6月から開く「オンラインふれあい広場」。10月下旬の回は1歳までの赤ちゃんと母親4組が、マッサージ講習や座談会に臨んだ。3カ月の長女と参加した女性(30)は「コロナ禍で出産後は人と全然会えていない。他のママと一緒にやると、自分がちゃんとお母さんをしている気になれた」と声を弾ませる。

 新型コロナの感染拡大では、孤立した親子の虐待が懸念された。多胎児支援を手掛けるNPO法人「つなげる」(兵庫県尼崎市)は、外出自粛が要請された4~6月にかけての2カ月限定で、平日の日中に常時アクセス可能なビデオ会議システムを使い「ホットライン」を開設。支援者が常にオンラインの状態で待機し、利用者があれば、すぐに顔を見ながら話せる環境をつくった。現在はテーマごとに開く「おしゃべりのへや」や、個別相談などに発展している。

 「つなげる」は多胎児を連れた外出の難しさに配慮し、無料通信アプリLINE(ライン)で交流の場を提供してきた。中原美智子代表(49)は「虐待を防ぐには、気軽にいつでもつながれる環境が必要」とオンラインの利点を強調する。

 沖縄県豊見城市在住で、オンラインサービスを利用する女性(36)は「コロナ禍では2歳の双子を見ながらの在宅ワークで、精神的、体力的に過酷だった。隙間時間に全国のママと交流できるのはありがたかった」と話す。

 2018年からオンラインサービスを提供する「オンライン子育てひろばママこぺる」(事務所・東京都)では、コロナ禍で利用者が増え、4~9月で延べ約900組が利用した。

 画面を通した交流の場にはノーメークや部屋着などでの参加も歓迎する。「雑然とした部屋などリアルな生活感が画面を通じて見え、取り繕わない子育てに安心感を覚える人も多い」と理事の鈴木梨紗さん。

 元は「外に出たいけどさまざまな事情で出られない人」に支援を届けようと始めた事業。鈴木さんは「リアルな地域のつながりも大切。出産直後など出にくい時期にはオンラインを利用するなど、組み合わせることで切れ目のない支援につながるはず」と話した。

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