兵庫県が知事と県議会議長の公用車をトヨタの最高級車「センチュリー」に変更したことについて、丸尾牧県議(尼崎市選出、無所属)が、「財政が厳しい中、県民の理解が得られない」などとして、井戸敏三知事と原哲明議長に解約や車種変更を求める申し入れ書を提出した。
申し入れは18日付。センチュリーのリース契約を早期に解除し、環境配慮型の低燃費車や電気自動車を借りたり、購入したりするよう主張している。
井戸知事はこれまでの会見で、説明不足を反省する一方、車種選定は妥当として解約や変更はしない方針を示している。
県は昨年8月に車種を変更。知事、議長用計2台で7年間のリース契約の総額が約4200万円になり、従前7年間との比較で消費増税分を含め約1400万円負担が増えている。(藤井伸哉)