総合 総合 sougou

  • 印刷
神戸市役所=神戸市中央区
拡大
神戸市役所=神戸市中央区

 神戸市須磨区で昨年11月、乳幼児4人を自宅に放置し外出したとして両親が逮捕された事件で、市の対応を検証した有識者の委員会(委員長=松田宣子関西国際大大学院教授)が20日、市に報告書を提出した。過去にも両親が子どもを放置する事案があり、市側も認識していたとして「乳幼児を放置するリスクを正確に把握し、支援に生かすべきだった」と市の認識の甘さを指摘した。

 事件では当時、30代の両親が生後3カ月の三男ら5歳までの子4人を自宅に残して約8時間パチンコに興じていた。三男が死亡し、4人に対する保護責任者遺棄容疑で両親が逮捕された。

 報告書によると、同区は事件の2年前から児童虐待(ネグレクト)の疑いを認識。事件1年前には子だけが約3時間、家に残される事案があり、市こども家庭センター(児童相談所)とも情報共有していた。区の保健師が2年間で母親と計21回面会したが自宅内に入ることは拒まれ、大半は玄関先や商業施設内で行っていた。

 報告書では、乳幼児を放置する危険性の認識の甘さや、区と同センターの連携不足などの課題を列挙。支援が困難なケースを抽出して対応するための仕組みづくり▽民生委員らに情報提供する際の基準設定-などの検討を求めている。

 報告書を受け、同市こども家庭局の八乙女悦範副局長は「一度でも放置が確認されれば、常態化、エスカレートしていないか厳しくチェックしていく。各区で児童虐待の疑いがある中で、今回のように支援がうまくいっていない事案を抽出し、関係機関と協議できる基準をつくりたい」と話した。(初鹿野俊)

総合の最新
もっと見る

天気(12月6日)

  • 14℃
  • 7℃
  • 0%

  • 14℃
  • 3℃
  • 10%

  • 15℃
  • 6℃
  • 0%

  • 16℃
  • 4℃
  • 0%

お知らせ