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関西広域連合の新たな連合長に選ばれた仁坂吉伸和歌山県知事(右)と連合長を退任する井戸敏三兵庫県知事=大阪市内
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関西広域連合の新たな連合長に選ばれた仁坂吉伸和歌山県知事(右)と連合長を退任する井戸敏三兵庫県知事=大阪市内

 関西広域連合は25日、大阪市内で開いた首長らによる会合で、任期満了に伴う連合長選挙を行い、新たに仁坂吉伸和歌山県知事(70)を選んだ。任期は12月4日から2年間。井戸敏三兵庫県知事(75)が2010年の広域連合設立以来、5期10年にわたって連合長を務めており、交代は初めてになる。

 広域連合は10年12月、地方分権を推進し、府県を超えた課題に取り組むため、奈良を除く近畿5府県と鳥取、徳島両県で発足。その後、大阪、堺、京都、神戸の4政令市が加わり、15年に奈良県も加入した。

 井戸氏は広域連合の設立に向け、中心になって規約案を取りまとめ、東日本大震災の発生直後には構成府県ごとに被災地を支援する「カウンターパート方式」の取り組みを先導。一方、当時の橋下徹大阪府知事(51)らと共に東京一極集中の是正を目指し、国出先機関の「丸ごと移管」を求めたが、進展しなかった。

 知事としては17年の前回兵庫県知事選で、県政史上最多となる5選を果たした。任期は来年7月末に迫り、今期限りでの退任の可能性をほのめかしている。連合長を退任したことで、関係者からは「知事も退くと取られかねない」との臆測も出始めた。

 ただ、連合長選後の会見で井戸氏は退任の理由を「10年の節目。一つの区切りとして、新連合長の下で活動することがふさわしい」と強調。知事任期との関係を否定した。

 仁坂氏は元経済産業省製造産業局次長。06年12月、談合汚職で前知事辞職に伴う和歌山県知事選に立候補し、初当選した。現在4期目。広域連合では発足以来、副連合長を務めている。

 新連合長の選出を受けて仁坂氏は「短期的にはコロナ対応だが、(存在感を発揮するため)地方分権をどう進めるかが大事。関西の発展のため、どのように協力できるかを考えたい」と抱負を述べた。(紺野大樹、藤井伸哉)

【関西広域連合】地方自治法に基づく特別地方公共団体。東京一極集中の是正や分権型社会の実現、国の事務や権限の受け皿づくりなどを目指して発足した。首長が議論する広域連合委員会と、各構成団体の議会から選出した広域連合議会がある。防災や環境保全、医療、産業振興など7分野で広域行政事務を分担しており、ドクターヘリの一体運用や新型コロナウイルス感染症対応などで連携。圏域内の人口は全国の17%に当たる約2200万人。

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