関西広域連合は25日、新連合長に選ばれた仁坂吉伸和歌山県知事と現連合長の井戸敏三兵庫県知事による会見を開いた。主なやりとりは次の通り。
-連合長を務めた10年で一番の成果は。
井戸氏「10年間活動を展開し続けたことが一番。新連合長に、引き続きリーダーシップを発揮してほしい」
-兵庫県知事の任期は来年7月まで。連合長選びに影響したか。
井戸氏「10年の節目で、一つの区切りとして、新連合長の下で新たな活動を展開するのがふさわしい。来年のことを条件にはしていない」
-交代への率直な思いは。
井戸氏「新型コロナがきっかけで、過密からゆとりある生活パターンに変えたいという人が増えた。中央から地方への回帰という新しい流れがある。その節目で、適切なバトンタッチの時期に恵まれた」
-今後の具体的な取り組みをどう考える。
仁坂氏「広域連合は合議体。(構成自治体が)協力して関西の発展につなげたい。中身はこれから議論したい」
(まとめ・藤井伸哉)
