全国の新聞、通信、放送各社が加盟する日本新聞協会は26日、第73回新聞大会を神戸市中央区の神戸ポートピアホテルで開く。新型コロナウイルス感染予防のため、例年より規模を縮小。協会と各社の幹部ら約300人が参加し、ウィズ・コロナ、アフター・コロナ時代のメディアの役割などを議論する。
神戸での開催は1981年、2005年に続いて15年ぶり3回目。阪神・淡路大震災から25年の節目で、神戸新聞社が協力する。
式典では大会決議の採択や、新聞協会賞の授賞式などが行われる。阪神・淡路大震災の復興シンボル曲として被災地で歌い継がれてきた「しあわせ運べるように」も映像で披露される。
また、「コロナ禍と新聞編集、新聞経営上の課題」をテーマに研究座談会を開催。協会長の山口寿一読売新聞グループ本社社長がコーディネーターを務め、産経新聞、新潟日報、神戸新聞、西日本新聞の4社の社長が討論する。
新聞大会は毎年「新聞週間」(10月15~21日)に合わせて開かれてきたが、今年は当初東京五輪・パラリンピックが予定されていたため、時期をずらしていた。今年の新聞週間の代表標語は「危機のとき 確かな情報 頼れる新聞」。