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スーパーの売り場に並ぶパック入り卵。価格や仕入れに影響は出ていないという=27日午後、神戸市内(撮影・秋山亮太)
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スーパーの売り場に並ぶパック入り卵。価格や仕入れに影響は出ていないという=27日午後、神戸市内(撮影・秋山亮太)

 兵庫県淡路市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生したことで、兵庫県内の養鶏業界が不安を募らせている。養鶏場での感染確認は県内初とあって、各農場は発生を防ごうと、消毒や施設の点検などに追われる。新型コロナウイルス禍で需要も減っており、鳥インフルに伴う鶏卵などの輸出停止で、二重苦に直面する恐れに関係者は身構える。

 兵庫県によると、県内では194の養鶏場で計約820万羽を飼育。地域別では、採卵養鶏が盛んな西播磨地域は19カ所が約249万羽を飼う。肉用鶏中心の但馬地域が75カ所で約247万羽と、両地域で全体の約6割を占める。淡路島では、今回の発生養鶏場を含む14カ所で約59万羽が育てられていた。

 2018年の県内の農業産出額では、鶏卵が176億円と都道府県別で11位、鶏肉が80億円で8位と、いずれも上位に位置する。

 鶏卵の取引価格は年平均で、17年まで1キロ(Mサイズ)200円を超えたが、18年は同170円に下落。今年1月以降も回復しないまま、新型コロナが業界を襲った。

 鶏卵の生産販売会社「ウリュウ」(明石市)は、コロナ禍で飲食店向けを中心に5月の売上高が前年同月に比べて約6割減った。三木、小野市に各1カ所ある養鶏場で計約20万羽を飼育しており、香川県での鳥インフル発生を受けて防疫を強化する。

 ウリュウは3月、香港に向けて鶏卵の輸出を始めたが、淡路市で鳥インフルが発生したのに伴い、香港政府が県産鶏卵などの輸入を一時停止した。10月まで順調に取扱量が伸びてきただけに、同社の担当者は「コロナの減収を一部でもカバーできると期待していたのに残念。鳥インフルを拡大させては元も子もない。養鶏場の管理を徹底したい」とする。

 約30万羽の採卵鶏を飼育する別の鶏卵販売会社も、コロナ禍で加工用を中心に売り上げが約2割減った。担当者は、鳥インフルの県内発生に「寒くなるこれからが怖い。コロナ、鳥インフルのダブルパンチで、先が見通せない」と嘆いた。(山路 進)

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