兵庫県尼崎市は1日、同市と大阪市に住む10~70代の男女13人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。11人が軽症で、2人は無症状という。
市によると、年代別の人数は、10代3人▽20代3人▽40代2人▽50代3人▽60代1人▽70代1人。うち11人は感染者との接触が確認されている。
介護関係者の50代女性は、市が11月19日にクラスター(感染者集団)の発生を公表した介護施設に勤務。同施設での感染者は8人となった。女性は、利用者や職員に感染が確認されるたびに接触があったとしてPCR検査を受け、3回目までは陰性だった。しかし、同23日に発熱や頭痛などが生じ、同30日、4回目の検査で陽性が分かった。
一方、尼崎市教育委員会は、市立中学校に通う生徒1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。家庭内での感染とみられ、臨時休校はしない。
また、生徒が感染し、臨時休校となっていた別の市立中学校については、接触があった生徒や教職員計約50人にPCR検査を行い、全員の陰性を確認。1日から授業などを再開した。
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況
