「歳末たすけあい運動」がスタートした1日、兵庫県は来庁者に募金を呼び掛ける「愛の鍋」を県庁(神戸市中央区)など3カ所に設置した。
心も体も温かくなる鍋にちなみ、1952年から続く年の瀬の恒例行事。県共同募金会に寄付しており、昨年は県職員も含め県庁だけで約34万円が集まった。
県庁で同日、「鍋開き」のセレモニーがあり、近田幼稚園(同市長田区)の園児や地元商店街の関係者ら約50人が参加。園児代表の植田紗菜さん(5)が「お手伝いをしてためたお小遣いを持ち寄りました。愛の心を受け取ってください」と、あいさつ。かわいい封筒に入れたお金を、園児らが順番に鍋へ寄付した。
鍋は県庁1、2号館の各1階ロビーと、県民会館1階の玄関ホールに設置。15日まで。(藤井伸哉)
