神戸市は2日、国立病院機構神戸医療センター(同市須磨区)と神戸協同病院(同市長田区)、市内の高齢者介護施設の計3カ所で、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)を確認したと発表した。
神戸医療センターでは、30代~90歳以上の入院患者7人と看護師ら職員7人の感染を確認。同センターは新型コロナ患者の入院を受け入れているが、今回感染が広がったのは別の病棟という。通常の外来診療は続けるが、新規入院と救急外来を停止する。
神戸協同病院でも、70、80代の入院患者3人と、同じ病棟に勤務する医師や看護師ら職員6人が感染。入退院や外来診療、救急受け入れを休止する。別棟で行う透析外来や通所リハビリは続ける。
これまでに入所者1人が感染した高齢者介護施設でも、新たに入所者の男女5人が感染。3月以降、市内で確認されたクラスターは計31件になった。
兵庫県所管分のうち50代~100歳以上の男女12人は、既に発生しているクラスター内での感染だった。
(長谷部崇、藤井伸哉)
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