兵庫県が知事と県議会議長の公用車をトヨタの最高級車「センチュリー」に変更したことについて、市民オンブズマン兵庫など県内3団体が3日、解約と車種変更を求める陳情書を原哲明議長宛てに出した。
県は昨年8月に車種を変更。知事、議長用計2台で7年間のリース契約の総額が約4200万円になり、従前7年間との比較で消費増税分を含め約1400万円負担が増えている。
他の2団体は、市民オンブズ西宮と市民オンブズ尼崎。3団体は、財政難の中での県の対応を疑問視し、負担拡大分は新型コロナウイルス対策など県民への支援に使えると主張した。井戸敏三知事への要望などは、今後検討するという。
メンバーは「コロナ禍で過去とは時代が違う。センチュリーへの変更は、県民として受け入れ難い」と話した。(藤井伸哉)
